明治神宮外苑地区で進む大規模な再開発事業の中で、長年親しまれてきた「神宮アイススケート場」の位置づけに注目が集まっています。
1963年の開館以来、都心の通年型リンクとして多くの利用者に愛されてきた同施設。
周辺施設の再整備が急ピッチで進むなか、その現状と今後の動向を整理します。

神宮外苑再開発計画の概要

現在、三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター(JSC)、伊藤忠商事の4事業者により、「神宮外苑地区第一種市街地再開発事業」が進められています。
この計画には、神宮球場や秩父宮ラグビー場の建て替えを含む大規模な都市整備が含まれており、2036年度の完成を目指してスポーツ施設の刷新が図られています。

神宮アイススケート場の位置づけ

注目すべき点は、神宮アイススケート場がこの再開発事業の「施行区域」には含まれていないという事実です。

  • 計画範囲外: 外苑内の他施設が刷新される一方で、スケート場は現時点での建て替え計画は公表されていません。
  • 周辺との対比: 隣接するゴルフ練習場などは再開発による更新が予定されていますが、スケート場は既存施設として運営が継続されています。

施設の現状と歴史

1963年に誕生した神宮アイススケート場は、都内でも屈指の歴史を持つ通年型リンクです。
競技者から一般滑走まで幅広く受け入れてきましたが、開館から60年以上が経過し、建物や設備の老朽化は避けられない課題となっています。
周辺が最新の設備へと生まれ変わる中で、その対照的な佇まいに関心が向けられています。

都内におけるスケート環境の変化

近年、東京都内では新たなスケート施設の整備が相次いでいます。

  • MAO RINK PROJECT: 立川市で進む浅田真央氏プロデュースの最新施設。
  • 東京アクアティクスセンター: 辰巳でのアイスアリーナ化新装整備。

こうした最新設備を備えたリンクが誕生する中、どのような役割を担い続けるのか、その動向が注目されます。

まとめ

神宮外苑再開発の激動の中にありながら、計画区域外として独自の時間を刻み続ける神宮アイススケート場。
周辺環境が刷新される2036~8年に向けて、この歴史あるリンクがどのような道を歩むのか、今後も見守っていく必要があります。